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「よかとこ福岡」インタビュー記事、第2弾!
第2弾にして番外編といった感じですが、今回はよかとこ福岡のライターが見つけたあるお店を紹介します。
2026年3月末、旅先のイギリス・マンチェスターで見つけた「HAKATA」の文字。二度見して確認すると、店名は「SHORYU RAMEN」。
よかとこ福岡として初めての海外取材は、企画されたものではなく、旅行中にたまたま見つけた1軒からのスタートでした。
実際に食べてみると、味も接客も想像していたよりずっと「博多」で、極めつけには創業者ご本人に話を聞くことまでできました。今回はその一部始終をレポートします。

マンチェスター中心部、ピカデリー・ガーデンズ沿い。観光客も地元の人も行き交う一角に、その店はありました。ロゴには「昇龍」を思わせる円形のマーク、店頭には「Hakata Tonkotsu Ramen Bar」の一文。福岡出身でなくても、「博多」の二文字がここまで大きく掲げられているのを見れば、さすがに気になります。
正直、期待半分・不安半分でした。海外の『なんちゃって和食』にありがちな、名前だけ日本というパターンも多いので……。
編集長福岡から見てると、海外の『HAKATA』表記って結構ドキドキするんだよね。変な期待のされ方をしてないかなって。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 店名 | SHORYU RAMEN(マンチェスター店) |
| 住所 | 1 Piccadilly Gardens, Manchester, M1 1RG |
| アクセス | マンチェスター・ピカデリー駅、ノーザン・クォーターから徒歩圏内 |
| 営業時間 | 月・火・日 11:30〜22:30/水〜土 11:30〜23:00(ラストオーダーは閉店30分前) |
| 定休日 | 記載なし(年中無休の可能性。来店前に公式サイトで要確認) |
| 公式サイト | shoryuramen.com |
| 公式SNS | Instagram: @shoryu_ramen/TikTok: @shoryuramen |
英国内にはロンドン・オックスフォードなど複数店舗があり、マンチェスター店はそのうちの1軒です。
編集長水〜土は23時までやってるんだよね。イギリスの飲食店にしては夜の営業時間が長い方だと思う。
ラストオーダーが閉店30分前というのも、日本のラーメン屋さんの感覚に近いですよね。
公式サイトの「OUR STORY」には、こう書かれています。創業者はTak Tokumineさんと、博多出身のシェフの2人。2012年、故郷・博多の濃厚なとんこつラーメンへの想いから、ロンドンに1号店を開いたのが始まりだそうです。レシピは代々受け継がれてきたもので、「一杯一杯が、南日本(博多)への手紙のようなもの」とまで書かれていました。
もう一人の創業メンバーについては、プロフィールページにさらに詳しい経緯が書かれていました。博多出身で、ラーメンを食べて育った舌の持ち主。和食への実力と情熱をタックさんに見込まれてスカウトされ、数か月かけてとんこつスープのレシピを完成させたのだそうです。社内では「Ramen Boss」の愛称で呼ばれ、骨を濃厚でなめらかなスープに変える「とんこつの錬金術師」と紹介されています。
看板に大きく「Hakata Tonkotsu Ramen Bar」と掲げているのは、単なるキャッチコピーではなく、創業メンバー自身が博多出身であることに由来していたわけです。
『なんちゃって和食』を疑ってすみません、という気持ちになりました……。


注文したのは、看板メニューの「Shoryu Ganso Tonkotsu(昇龍元祖豚骨)」(£15.9)。チャーシュー・黄身がとろりとした煮玉子・紅生姜・きくらげ・のりがのった、まさに博多とんこつの定番構成です。
麺の硬さは「FUTSU(標準)」「KATAMEN(かため)」「BARIKATA(バリカタ)」の3段階から選べる仕組みになっていて、迷わず「バリカタ」を選択。出てきた麺は、日本で言うバリカタとほぼ同じ硬さで、替え玉文化圏の人間としては嬉しい再現度でした。スープは本場よりも少しあっさりめですが、量はしっかり満足できるボリュームです。
もう一つ頼んだのが「Chicken Katsu Curry Ramen」(£18)。ピリ辛のカレースープに鶏カツ、青梗菜、パクチー、煮玉子、なるとがのった一杯で、カレーとの相性がよく食べやすい味付けでした。カツはさくさく、煮玉子は黄身がとろとろで、正直このラーメンだけでも一皿の完成度が高いと感じました。
サイドで頼んだ「Takoyaki」(£9.8)は、外はカリッと中はふわふわの、日本のたこやきそのもの。紅しょうがとかつおぶしがきちんと乗っているところに、細部までこだわった作りを感じました。
編集長バリカタを選べる時点で、麺の硬さへのこだわりが分かってる証拠だよね。
私も最初、バリカタって伝わるのか不安だったんですが、ちゃんと日本と同じ硬さで出てきたのには驚きました。
バリカタ麺、紅生姜、なると。博多とんこつの定番パーツはひととおり揃っていて、本場・福岡の博多ラーメンと食べ比べてみたくなる仕上がりでした。


ラーメンだけでなく、デザート・ドリンクのクオリティも想像以上でした。
抹茶クレープケーキは、日本で言う「ミルクレープ」に近い層状のケーキで、抹茶の苦味がしっかり効いた本格的な味。柚子チョコレートチーズケーキは、チーズケーキの底に柚子ペーストのようなものが敷かれた珍しい組み合わせで、見た目のインパクト以上に美味しく仕上がっていました。この2品だけを見ても、カフェ利用として成立するくらいのクオリティです。
ドリンクメニューも充実していて、ノンアルコールカクテルの「Matcha Detox」(£6.7)は抹茶とパイナップルを合わせたあっさり系、「Strawberry Matcha Latte」(£5.5)はいちごの果肉入りで見た目もかわいく、どちらもしっかり抹茶の風味を感じられる味でした。
そして何より驚いたのが、ほうじ茶(ホット・£3.95)。メニューに「Fukuoka Yame」と書かれていて、福岡・八女産のお茶だったのです。カプチーノ(£4.2)に使われているコーヒー豆も、神戸の上島珈琲店のものだと表記されていました。
まさかマンチェスターで、八女のほうじ茶に出会うとは思いませんでした……!
編集長八女茶をちゃんと仕入れてるあたり、看板だけの『博多』じゃないんだよね。原材料のレベルで裏切られてない感じがする。
料理以外の部分にも、細かい作り込みがありました。スタッフの方は「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」を日本語で言ってくれますし、店内BGMにはVaundyなど日本の楽曲が流れています。聞くと、このマンチェスター店には日本人スタッフが4〜5人ほど働いているとのことでした。
客の出入りのたびに太鼓を鳴らして「いらっしゃいませー!」と声をかける演出もあり、ドリンクメニューを見るとカフェのような作り込み方をしているのも印象的でした。
客層は、一人客・子ども連れ・カップルなど幅広く、アジア系のお客さんは少なめで地元イギリスの方が多い印象。うどんなどハラール対応メニューも用意されていて、メニューの幅広さもうかがえました。
店舗マネージャーいわく、デザートメニューは「自信を持って提供しているので、気に入らなければお代はいただきません」と言い切るほどなのだとか。
編集長お代はいただきませんって、なかなか言えることじゃないよね。
それだけ自信があるってことなんだと思います。実際、食べて納得のクオリティでした。

この日、たまたまロンドンからマンチェスター店を訪れていたエグゼクティブシェフの方とお話しする機会がありました。話を聞いていくと、この方こそ「Ramen Boss」ことかんじさん(Kanji Furukawaさん)本人だったのです(画像真ん中)。創業ストーリーで紹介した、博多出身のもう一人の創業メンバーとは、まさにこの方でした。
ご本人によると、以前は寿司職人としても働いていたことがあるそうで、現在はロンドン在住。30歳頃までは日本で過ごしていたとのことでした。
いくつか印象的だった話を挙げると、次のとおりです。
ちょうどこの日は、期間限定で提供していた二郎系ラーメンの最終日だったそうで、ライターが訪れたタイミングでは味わえずじまいでした。対応してくれた日本人スタッフの方とも少し話す機会があり、全体を通して、想像していたよりずっと「日本の味」に寄せてある印象を受けました。
まさか創業者ご本人に会えるなんて、旅行中の飛び込みでここまで話が聞けるとは思っていませんでした。
編集長それ、完全に運だけど、運を引き寄せたのは『博多』の看板が気になって二度見した、ライターの好奇心だよね。
編集長、そういうまとめ方うまいですね(笑)。でも本当に素晴らしい出会いだったと思います。

編集長海外で福岡のものに出会うと、こっちまで嬉しくなるんだよね。
私も、まさか旅先で博多とんこつに再会するとは思っていませんでした。
編集長八女のほうじ茶とか、細かいところまで博多につながってるのが分かって、余計に面白かったよね。
本場の博多ラーメンとも、いつか食べ比べしてみたいです。
取材の最後に、マンチェスター店のマネージャーの方が、よかとこ福岡の読者に向けてビデオメッセージを撮ってくれました。お店の雰囲気をそのまま感じてもらえる内容なので、ぜひ映像でもチェックしてみてください。
こんにちは、Jose Reyesと申します。昇龍ラーメン(Shoryu Ramen) マンチェスター店のゼネラルマネージャーを務めております。
私は日本文化をこよなく愛しており、それがここで働いている理由でもあります。昇龍は、イギリスにおいて真の日本文化、アイデンティティ、そして本物の料理の味を発信している、数少ないレストランの一つだと感じているからです。
ですので、ぜひここマンチェスター店にお越しいただき、当店の「昇龍元祖豚骨」や「こってり元祖豚骨」を味わってみてください。さらに「博多鉄鍋餃子」も大変おすすめです。熱々の鉄鍋で提供され、その美味しさは本当に他に類を見ない絶品です。
どうもありがとうございました。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。ありがとうございます。
編集長文章だけじゃ伝わらない、現地の空気感が動画だと一気に伝わるよね。
マネージャーさんも快く撮影に応じてくれて、その場のノリの良さも含めてとても素敵なお店でした!
海外で「博多」を掲げる店に出会うと、逆に本場・福岡の博多とんこつがどれだけ奥深いか、あらためて気になってきませんか。福岡の博多ラーメンは、【2025最新版】博多ラーメン人気ランキング&地元民が推す「本当に旨い店」決定版や、【2025決定版】博多ラーメン有名店ランキングでも詳しく紹介しています。
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